タイNEWS

タイのIT事情 -Windows PC問題

タイNEWS 2020年06月22日

日本とは全然違うタイのIT環境について、タイに現地法人を持つ日本本社様では、把握・管理に苦労していると思います。ぜひ参考にして頂ければと思います。

 

Windowsコピーライセンス(海賊版)

以前は、タイの秋葉原といわれる「パンティッププラザ」に、溢れるように存在していた海賊版の客引きも、今はもうほとんど見かけなくなりました。
そのため、Windows のコピーライセンス(海賊版)自体、タイでは、かなり少なくなってきているのだと思われがちですが、実際はまだまだ根強く残ってるのが現状です。

 

Windows のコピーライセンス(海賊版)の使用は犯罪‼

先日訪問したある企業様では、タイ人担当者様が節約のために、Windows10のコピーライセンスを入れてPCを購入し、社員30人全員が利用していました。メールトラブル以外にも様々なトラブルが非常に多く、ビジネスに大いにマイナス影響がでているようです。

なぜ買い替えないのか尋ねると、Micro Soft社と警察が会社に来て、摘発されたため、200万THB以上(約700万日本円)の罰金の上、現在自由にPCが買うことができないとのこと。
コピーライセンスの利用の代償は、非常に大きくなってしまったようです。

その他でも、タイ人の平均給与から考えると、やはりPCに正規版のWindowsや他のソフトウェアを入れるのは、難しい面もあり、個人レベルでの使用は、まだまだ相当残っているようです。

 

Windowsサポート期限切れPC

2020年1月14日で、Windows7の延長サポート期間が終了しました。

そのため今後はセキュリティアップデートが一切行われません。ウイルスの攻撃に対する脆弱性が発見され、セキュリティ上の問題が発生しても、更新プログラムは提供されません。そのため、ウイルスの感染や、個人情報の漏えいなどのセキュリティリスクが高まります。

こちらも残念ながらタイでは、訪問先企業や店頭などで見かけてしまいます。つい先日は6年前にサポート終了したWindows XPにお目にかかりました。
ほとんど利用していないようですが、たまにネットにつなげて利用しているとのことで、非常に心配です。

サポート期限切れPCをネットにつなげての継続使用も様々なトラブルの原因になりますので、速やかに入れ替えが必要です。

 

日本本社の対策

Windowsのコピーライセンスや期限切れの利用を続けるのは非常にリスクが高く、最終的に高い代償を払うことになります。事業の継続に関わる問題にまで発展してしまうこともあります。

勿論すぐに入れ替えが必要ですが、現地法人に、購入時の請求書などを要求しても、タイ語のため読めず、あきらめて放置している状況が続いている本社様が多いのではないかと思います。弊社にも問い合わせは多くいただきますが、ほぼ同様の現状です。

できる対策としては、下記が挙げられます。

現地法人にITチームをつくる

メリット:自社スタッフのため、管理把握が完全にできる上に、トラブル時に即対応できる。

デメリット:そもそも面接できるスタッフがいない場合、採用自体困難。毎月の人件費が大幅に上がる。

 

ローカルIT企業にサポートをお願いする

メリット:自社ITチームをつくるより、費用を抑えられる。

デメリット:サービス品質が、求めるレベルに達していないことが多い。質の高い業者選びが困難。英語ができないエンジニアも多いため、結局日本本社が把握するまでに至らない。

 

Future Spirits Thailand

メリット

  1. ・自社ITチームを作るより費用を抑えられる。さらに同業他社より安価(自称)。
  2. ・Future Spirits Thailandは現地の日系銀行駐在員事務所様数行にサービスを提供しており、安心・信頼が得られる。
  3. ・現地側では英語・タイ語、本社側とは日本語で直接MTGができ、しっかり管理・把握ができる。
  4. ・上記のようなライセンス管理まで、細やかなサービスが得られる。
  5. ・マレーシア・ベトナムにも現地法人があるため、同レベルのサービスが他拠点にも展開が可能。

デメリット:他にかえられなくなる。

 

このようなPCの入れ替え以外にも、レンタルサーバからWEB制作、オンラインマーケティングやタイのECモールへの出品代行など幅広くサービスを提供しております。数社に分けて契約するのは、非常に管理が大変です。弊社であれば、ワンストップで提供でき、本社ご担当者様の負担を大幅に軽減できます。
お気軽にご相談ください。